おじいちゃんがお父ちゃんだった頃

こんにちは、かたりべのYUKAです。
本日お送りするお話はこちらです。


語り継ぐ思い出

▼タイトル
おじいちゃんがお父ちゃんだった頃

▼ニックネーム
たこやきさん

▼思い出
この世に生まれた最初の記憶

隣に黒猫のくろ

抱っこしようとしても「いやや」とひっかき傷のプレゼント

玄関の前の柿の木の下には、大きな鉢にふたがしてあって、
開けたらめだかがいっぱいいた

2軒つながってる長屋の家の奥には「お父ちゃん」が寝てた

お母ちゃんは一緒に住んでいない

ばあちゃんはお昼はいなかった

お兄ちゃんはタクシー運転手

たあこねえちゃんは名古屋に住んでる

月に一回はお坊さんがきて、お経をあげる
お仏壇の中には、ゆうこねえちゃんがいる

ゆうこねえちゃんは赤ちゃんのときに死ん だんだって
私は毎日ゆうこねえちゃんにお手手をあわせてた

そんな頃、いつも、楽しみなのは「お父ちゃん」と散歩しながら
商店街に行くこと

商店街までには学校の先生の寮があって、大きなセントバーナードがおった

柵の外から犬を見たり、咲いている赤いサルビアのお花の
お汁をちゅと飲んだら甘かった

それから、公園の横を通りすぎて商店街に行くんだけど
商店街の入り口には酒屋さんがあって
そこのお兄ちゃんが怖くて、「お父ちゃん」に隠れながら通ってた

商店街に行くとぱちんこ屋さんに行って、ぱちんこ玉を一個づつ
ぱちん、ぱちんとゆっくり打って、玉がたまると
サクラドロップスとか可愛い色のジェリービーンズに交換してくれた

私はぱちん こがうまいんだと思って嬉しかった
でも、ほんとうは「お父ちゃん」がうまかったみたい

それから「お父ちゃん」は、商店街で鉄板で焼いてるホルモン焼きを串にさしたやつを買ってくれた

そして、楽しみだったのはピンクいろのおもちのような和菓子を買ってくれること

めちゃめちゃきれいで、「ピンクのおもち」は甘くておいしかった

お母ちゃんがいつもいなかったのはちょっとさびしかった

でも、いつも「お父ちゃん」がいてくれた

いつも私の手をひいてくれてた

おばあちゃんもお兄ちゃんもたあこ姉ちゃんも「お父ちゃん」って呼んでた

だから、私も「お父ちゃん」と呼んでた

だって、「お父ちゃん」って呼べる人は「お父ちゃん」以外に私の側にはい なかった

いっぱい、家族がいるから、いいんだ

皆、優しいからいいんだ

でも、本当は「お父ちゃん」は「おじいちゃん」だった

「お兄ちゃん」は「おじさん」で

「お姉ちゃん」は「おばさん」だった

でも、大人になった今でも「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」と呼んでる


————

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それでは、かたりべのYUKAでした。
次のお話でまた会いましょう。

かたりべ:YUKA(伊藤夕佳/いとうゆか)
舞台女優・声優・歌い手・舞台制作担当として活動中/ラジオFM HOT 839「テイクハートタイム」アシスタント/オンラインゲーム「キャラフレ」双星亜美CV

Twitter 伊藤夕佳@henllietta
Blog「honey sweet diary

 

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