
駆け抜けろ出世ゲーム!!
出世ゲームの始まりです。
こんな感じで考えて行動してみました。
STEP1:前提を整理する
Q.目的は?
出世
Q.そもそも誰がボクを出世させてくれるのか?
おそらく社長
Q.社長はどんな人を出世させたくなるか?
1.利益を出す人
2.自分のアイデアを最速で実現する人
3.口答えしない
STEP2:登場人物の悩みを妄想する
ボクの出世物語に関わるであろう登場人物を書き出し「何が悩み」かを考えます。
社長の悩み(妄想)
・新規プロジェクトが進まないのでグループ会社から色々言われる
・退職率が高い
社員の悩み(妄想)
管理部門系
・社長がいつ会社に来るかわからない
・自分達だけ10時出社で開発部門はみなし労働でいつ会社に来るかわからない
・本社から進捗見通しを聞かれても午前中に誰も居ない
新規サービスチーム
・社長が言うことがコロコロ変わるので何を作ればいいかわからない
・打ち合わせが長い(4、5時間やってた)
GMOグループの悩み(妄想)
・会社の目標進捗率の状況などわかる人が居ない
・新規サービスの進捗がわからない
STEP3:常に出世の最短ルートを考えつつ、やれることをひたすらやる
妄想だけど整理してみたら結構やることは明確になった
・朝早く出社する
・社長の代わりに売上や進捗率を把握する
・新規サービスをリリースする
・会社に利益をもたらす
そして、簡単にできることは実施しながら最短ルートを考えつつ他の悩みを潰していきます。
ちなみに、なんで周りの悩みを把握するかと言うと、その悩みに会社の悪い習慣や改善点のヒントがあり、それが理由で退職に繋がってる場合、退職率を下げることで採用コストが減ったり、最終的にボクの人徳が上がるしと思ったのです。サラリーマン金太郎とかもそんな感じだったし。
また、どういう形で出世するのかも考えてみました。
例えば僕が所属する開発部で出世した場合、今の部長が降格になり、ボクが代わりに開発部をまとめる。開発スキル足りてないし、したいとも思わない。
新規開発チームを開発部から外に出しそこのトップになる。プロマネとして雇われた人がいるし、なんか申し訳ないし、、、
スッキリと出世したいなーっと思ったボクが出した答えは「新しい部署を作る」でした。
前職のホームページ制作会社では
・営業
・ディレクター
・プログラマー
・デザイナー
と、4つのチームに別れていたけど、
ティーカップ社は
・経理
・総務
・営業
・開発
・カスタマーサポート
といった組織図だった。(ちなみに企画は全部社長、デザインは外注だった)
新しく作れるとしたら、一緒に企画する社長室、プロジェクトを進める事業推進部、デザイン・制作部かなと考えた。
まずは、手始めに今やってる新規サービス開発を実験台としてやってみることにした。
仕様書がないけどやりたいことリストだけがたくさんあったから、リストから機能をフェーズ分けしてから、画面に落とし込み、ページ遷移がわかりやすいようにとりあえず簡単なHTMLを組み簡易的もデザインも入れたりした。
それを元に社長との打合せを数回重ね、フェーズ1で実施する機能や画面遷移など了承得た。それにより新規サービスのプロジェクトが動き出した。
そこからは進捗管理になるのでボクより優秀なエンジニアにはメインのプログラミング作業に時間を割いてもらい、ボクは少しのプログラミングと画面設計、細々したこと全て引き受けた。
みんながら嫌がる社長との打ち合わせは、リリース優先を理由にボクだけが社長と打合せするようにした。
ボクは元々レンタル掲示板サービスを大ヒットさせた社長を尊敬もしていたので、打合せ自体はそこまでストレスでもなかったし次から次にアイデアでてくる社長と話してること自体は楽しかった。
思いつきで喋ってるようでユーザー目線での意見も多かったのでとても勉強にもなった。
新規サービス開発プロジェクトが回りだしたし、会社の数字も把握したし、既存サービスの改善のアイデアもたくさん考えてまとめたので、社長との定例打ち合わせをしてる時に新しい部署の提案してみた。
新規サービスでやったように、企画・制作部みたいなチームでまずは企画や機能を画面単位で形にしてから開発に依頼した方が開発の見積もりも出しやすいので、スムーズにプロジェクトが回ると思います。また、社長が気にしてる既存サービスの修正なども早くなるので、そーゆー部署を作りませんか?
その際に、既存サービスの修正案も見せた、そのリストの中には打合せ中に社長がポロっと言った既存サービスの「ここがおかしい」とか、「こうした方が良い」とかそいういったものもちゃんと入ってる。それらをやることで上がるPVから推測される売上も記載してる。
最後に社長は今後も新しいサービスをどんどん企画してボクらがどんどん作るのが会社の利益を大きくなると思います。とプレゼンを締めた。
社長は試しにやってみようかと承認してくれた。
そして、新規サービスが無事にリリースされて、入社6ヶ月目にして「企画・制作部」が新たに新設されボクはマネージャーになった。ボクの目的であった「出世する」は、達成された。